学生・研修医の方へ
for students and trainees

北海道大学病院乳腺外科では、大学病院として科学的な診断・治療を実践していくのは当然ですが、病気を抱えている患者さんおよびご家族のさまざまな事情を考慮し、医師と患者の両者で方針を決定することも重視しています。専門家としてもっとも適切な方法を助言しながら、話し合いをもって診療を進めるスタイルは、専門家をめざす若手医師が医療人として成長していくために不可欠であると思っています。

北海道大学病院乳腺外科では、一緒に働く仲間を広く募集しております。北海道大学の卒業生はもとより、他大学出身の方にもわれわれは広く窓口を広げています。医学生の方で乳腺外科に興味のある方、初期または後期研修を行っている方で、乳腺外科への入局を考えている方、何時でも遠慮せずぜひお気軽にご連絡ください。
E-mail breast@huhp.hokudai.ac.jp (医局事務担当)

研修担当窓口 細田充主(診療准教授)、押野智博(医員)

日本では乳癌患者の罹患数および死亡数は年々増加しています。死亡数の低下は検診や治療法の進化により、期待できると思いますが、罹患数の増加はまだまだ続き、最終的には欧米と同程度の罹患率になると思われます。
したがって、日本では乳がんを適切に診断および治療を行う医師は、これまで以上に求められていくと思います。乳腺外科は新規の診療分野ですが、今後ますます発展していくことは疑い様がありません。

他の診療科もそうですが今後はAIが医師の診療スタイルを大きく変える可能性があります。AIを利用しながら乳腺外科診療をおこなっていくことになるでしょうが、医師としての仕事が完全に置き換わる可能性はないため、診療科としての未来は明るいと思っています。

乳がん罹患率画像

その中で北海道大学病院乳腺外科は、楽しみながら成長できる医局をめざしています。キーワードはダイバーシティです。平等(Equality)ではなく、公平(Equity)をめざしていきます。何のことかというと、全ての教室員に同じ仕事を求めるのではなく、個人の違いを視野に入れて目的達成を考えていきます。最終的に乳腺外科専門医は教室員全員が取得をめざしていただきたいですが、その過程において、妊娠、出産、子育てや留学などさまざまなライフイベントにより、計画通りにいかない可能性もあります。ときには、仕事を制限しなければならないことも起こりえます。

北海道大学病院乳腺外科は、個々人をみんなで支える医局となりたいと思っています。支えられた人は次に支える側になればいいのです。みんなで作りあげていくことで、医局全体が成長すると考えています。


ぜひ北海道大学乳腺外科で一緒に働いてみませんか?

北海道大学病院乳腺外科
研修責任者 高橋將人

卒後乳腺外科キャリアプランの概要

キャリアプラン画像 キャリアプラン画像

北海道大学乳腺外科入局希望者は医師3年目に入局となるのが最も典型的なパターンです。ただし卒業後すぐの時期からご連絡いただければ、医師7年目最短での乳腺外科専門医取得に向けて、初期研修の段階からキャリアプランについて一緒に考えて行くことも可能です。当科の入局を少しでもお考えの方は、いつでもご連絡ください。まだ迷っている段階でご連絡いただいて結構です。

学生時代や研修医の時代には考えていなかったライフイベントなど、個々人の様々な状況を考慮しながらキャリアプランを考えていきます。当科では出産、育児などを経験しながら、自分のペースでキャリアを積み上げている先輩が複数います。

収入については決して無視できない問題です。当科では検診、外来、手術応援など多くの外勤依頼がたくさんあります。大学等勤務時も収入は保証できます。当直等の外勤はありません。日中は忙しいですが、日勤後は待機当番以外基本フリーとなる体制です。

将来ですが、大学病院や関連病院等で勤務医としてキャリアを継続することは可能です。専門性が高いので、札幌市や道内中核都市以外の勤務はありません。常勤ではなく外勤を中心とした週数日の勤務や検診業務を中心とした勤務も可能です。

乳腺外科専門医取得後は様々な選択肢がありますが、できれば大学院に入学し医学博士を取得していただきたいと思っています。研究のための研究ではなく、臨床医としての疑問を解決するための研究を目指していただきたいです。医学博士はタイトル以上に臨床医としての成長を実感できると思います。

乳腺外科は外科の分野ですが、手術業務を希望しない場合は、乳癌の薬物療法を中心に研鑽することもできます。当科に籍を維持しながら、薬物療法専門医などのキャリアを選ぶこともできます。また緩和医療に興味のある方は、さらに緩和専門医を目指すという選択肢があります。


このように、乳腺外科は検診から外科手術、薬物療法、緩和まで広い分野を取り扱っています。実際に乳腺外科医として働き始めてから、皆さんのご希望に応じたキャリアプランをご用意できます。

北海道大学病院乳腺外科入局者の推移

2022年に新体制となってから、北海道大学病院乳腺外科に入局される方が増えてきました。初期研修終了後外科専攻医として入局されるパターンが最も多いですが、外科専門医をすでに取得されている方や別の診療科から転向して北大乳腺外科で乳腺医療をしっかり学びたいという意志をもって入局される方もいます。結婚されて夫婦で同じ施設で働きたいという希望をもつ方も北海道の地域枠制度〈北海道医師養成確保修学資金制度〉の方もキャリアについては相談しながら、できるだけ希望を叶えられるようにしたいと考えています。私どもは患者さんにしっかりとした医療を届けるためには、働いている我々がやりがいを持てる職場である必要があると思っています。乳腺外科という特殊性はむしろ多くの病院から求められる人材となっているため、医師の派遣先や大学勤務時の外勤先は入局された皆さんの希望を考慮して我々が選ぶことができる状況にあります。

入局者数

北海道大学病院乳腺外科同門関連施設、外勤施設

北海道大学病院乳腺外科の関連施設では、乳腺外科を専門として勤務している医師がいる施設と消化器外科・一般外科と連携して乳腺外科診療を行っている施設があります。
ここで記載させていただくのは、北海道大学病院乳腺外科の同門として乳腺診療を担っている医師の所属する施設です。乳腺診療に対する相談や、過去に北海道大学病院乳腺外科で乳腺外科を専門として診療していた経験のある医師が勤務する施設を上げています。

◯は北海道大学乳腺専門研修カリキュラムの連携施設として、乳腺専門医が常勤しており乳腺外科専攻医教育に携わっていただける可能性のある病院です。

札幌市
◯国立病院機構北海道がんセンター、◯市立札幌病院、◯KKR札幌医療センター、◯斗南病院、◯NTT東日本札幌病院、◯手稲渓仁会病院、札幌厚生病院、JCHO北辰病院、JCHO北海道病院、天使病院、静和記念病院、札幌禎心会病院、麻生乳腺甲状腺クリニック、札幌駅前しきしま乳腺外科クリニック、渓仁会円山クリニック、北海道対がん協会、労働保険管理協会

札幌市外
◯王子総合病院、◯砂川市立病院、◯旭川赤十字病院、◯旭川厚生病院、◯北見赤十字病院、◯市立釧路総合病院、◯釧路労災病院、◯釧路赤十字病院、◯帯広厚生病院、函館市立病院、国立函館病院、函館医師会病院、函館中央病院、製鉄記念室蘭病院、日鋼記念病院、苫小牧市立病院、千歳市民病院、恵み野病院、渓和会江別病院、小樽市立病院、岩見沢市立病院、北美原クリニック、上徳整形外科乳腺外科、直江クリニック